このACOUS NAVI for ワイヤレス振動診断器について
機械設備の振動を測定・分析し、状態の見える化を図るとともに、要素部品であるベアリングの損傷有無を「ACOUS NAVI(アコースナビ)」で早期に診断します。
本アプリは機械設備の振動を測定・分析し、状態の見える化を図るとともに、要素部品であるベアリングの損傷(きず、はく離)有無を「ACOUS NAVI(アコースナビ)」で早期に自動で診断します。
機械設備を安定して稼働させるためには、稼働状態を監視して、その変化を早期に捉えて診断し、的確な対策を行うことが重要です。
多くの機械設備に組込まれている転がり軸受(ベアリング)の状態を、機械設備を分解することなく監視・診断することは、故障の発生やそれに伴うダウンタイムの低減に効果的です。
本アプリがインストールされている端末と、NSK(日本精工)製のワイヤレス振動診断器の振動ピックアップをワイヤレス(Bluetooth®)で接続し、機械設備の振動の基本的な統計値(O.A.)の測定モード、周波数分析(FFT)モード、時間軸波形分析モード(WAVE)、軸受精密診断モードでの診断を行うことができます。
本アプリには、NSK(日本精工)の独自技術によって開発された状態監視・診断ソフトウェア「ACOUS NAVI for Bearings」が搭載されており、軸受精密診断モードでは軸受(ベアリング)のきずやはく離の発生を自動で診断します。
これにより、機械設備に組込まれている軸受(ベアリング)の交換など、的確な保守やメンテナンスに役立てる事ができます。
O.Aモード:
機械設備における振動の基本的な統計値(振動加速度・速度・変位)を測定・表示することができます。また、ISO 10816-3に基づく、振動シビアリティ基準の判定を行なうことができます。
FFTモード:
機械設備における振動加速度の信号を周波数軸波形のスペクトルとして表示します。
WAVEモード:
機械設備における振動加速度の信号を時間軸波形として表示します。
軸受精密診断(ACOUS NAVI for Bearings)
機械設備に組み込まれている転がり軸受のパルス発生周波数※と実際の転がり軸受(ベアリング)の回転数により、きず、はく離を自動で診断します。
・ 約5000品目のNSK(日本精工)製軸受(ベアリング)のパルス発生周波数のデータベースを収録しているため、軸受(ベアリング)の呼び番号を入力するだけで、パルス発生周波数を呼び出せます。
・ ノイズ除去、パルス発生周波数との照合などの複雑な処理は自動で行われ、診断判定の閾値は3種類から任意に選択することが出来ます。
管理ソフトウェア(付属ソフトウェア)
Windows OS上で動作する管理ソフトウェアは、本アプリと連動して様々なデータの管理を行うことができます。
保存したデータを一元管理し、各データのトレンドグラフなどの表示や、測定データと診断結果から報告書を自動作成することなどができます。