CPU負荷試験ツール(CpuRun)

CPUを一定の負荷をかけ続けるためのツールです。

[Start]ボタンを押すとバックグラウンドでサービスが起動し、サービス内で複数のスレッドがCPUを消費します。[Stop]ボタンでサービスは停止します。

負荷の量はメニューから「Settings」を選択して設定画面で調整することが出来ます。

一定以上の負荷がかかった状態で開発中のアプリや端末の安定性や性能を評価するための開発者向けツールです。

1. ダミータスク数

起動するスレッドの数を選択します。

デフォルトは4で、4の倍数で32個までを選択可能です。

2. ダミータスク起床間隔

本設定で指定した間隔で「ダミータスク数」で指定した数のスレッドが定期的に立ち上がります。

デフォルトは50msです。

3. CPU消費時間/スレッド・回

立ち上がったスレッドがCPUを使用する時間を指定します。

デフォルトは20msです。

0msに設定することも可能です。この場合、スレッドは起動後、即終了を「2.ダミータスク起床間隔」で繰り返します。

4. 4タスク毎の開始Delay

「ダミータスク数」で8以上を指定した場合、4スレッドづつセットで、本Delayで指定した遅延時間で起動します。

デフォルトは0msです。

説明だけでは判りにくいため、開発者の方はTraceViewで動作を確認してください。

なお設定によってはCPU100%以上の処理能力が必要な計算になりますが、本ツールは設定に対するガードを掛けていません。

「1.ダミータスク数」×「3. CPU消費時間/スレッド・回」／ コア数 ＜ 「2. ダミータスク起床間隔」

を満たす設定でお使いください。

5. CPUスリープ抑止

端末スリープ時は本アプリからは何も制御をしていないため、本アプリによるCPU消費も止まります。ただし本オプションをONにすると画面オフ状態でもCPUはスリープせず、CPU消費を継続します。