Firewall No Root – セキュリティ

Firewall No Root – セキュリティ は、Android 向けのファイアウォールです。root 権限なしで、どのアプリがインターネットに接続してよいかを細かく制御できます。数回タップするだけで、アプリごとに通信を許可・ブロックし、バックグラウンド通信を減らして、日常のプライバシー保護に役立てることができます。

root 不要の Android ファイアウォール

多くのアプリはバックグラウンドでリモートサーバーに接続し、ユーザーが気付かないうちにデータを送信しています。Firewall No Root を使えば、何をオンラインにして、何をオフラインにするかを自分で決められます。

・アプリごとにインターネットアクセスを許可またはブロック

・Wi‑Fi とモバイルデータを別々に制御

・不要なバックグラウンド通信を減らしてデータ通信量を節約

・常時接続によるバッテリー消費を軽減

・子ども用ゲームや学習アプリを、必要なときだけオンラインに

Firewall No Root の仕組み

このアプリは、Android が公式に提供する VpnService API を利用して、ネットワークトラフィックを端末内でローカルにフィルタリングします。アプリは自分自身へのローカル接続を作成し、その経路を通して通信を確認し、許可するかブロックするかを判断します。トラフィックはリモートの VPN サーバーにトンネルされません。root 権限も、追加のアカウント登録も不要で、1 つのアプリが端末全体のファイアウォールとして機能します。

プライバシーとデータの取り扱い

Firewall No Root はドイツで開発されており、プライバシーと透明性を重視しています。Google Play の「データセーフティ」セクションでは、開発者は本アプリが分析や広告目的でユーザーデータを収集せず、他社にデータを販売・共有しないことを明記しています。リスト更新などのために当社インフラへ接続する場合は、暗号化された通信を利用します。本アプリは、ユーザーのオンライン行動を詳細に追跡するためのアクティビティログを作成することを目的としていません。

シンプルな画面と柔軟なルール

インターフェースはできるだけ分かりやすく設計されており、技術的な知識がなくても簡単に扱えます。インストール済みアプリの一覧と、それぞれが現在インターネットに接続できるかどうかの状態が表示されます。数回タップするだけで、特定のアプリに対して「Wi‑Fi のみ」「モバイルデータのみ」「通信禁止」といった設定が行えます。設定次第では、アプリが初めてインターネット接続を試みたときに通知を表示し、その場で許可・ブロックを選択することもできます。

上級ユーザー向けには、特定の IP アドレスやドメインに対するカスタムルールを作成し、トラフィックの扱いをより細かく調整することが可能です。定期的に更新されるフィルタリストを活用すれば、望ましくないドメインを手動で 1 つずつ管理しなくても、不要な通信を減らすことができます。内蔵の DNS チェンジャーを使えば、プライバシー重視の DNS プロバイダを選択し、必要に応じていつでも端末の標準 DNS に戻すことができます。

ファミリー、プライバシー重視派、上級ユーザーに

家族は、子どもが使うゲームや学習アプリのうち、どれをオンライン接続可能にするか、どれをオフライン専用にするかを細かく決められます。プライバシーを重視するユーザーは、頻繁に通信するアプリを把握し、不要なときはアクセスを制限できます。上級ユーザーはネットワークアクティビティをより詳しく確認し、怪しい接続を減らすことができます。

広告なしの基本機能とオプションの Premium

ファイアウォールの基本機能は、無料かつ広告なしで利用できます。オプションのアプリ内購入では、追加の便利な機能をアンロックし、アプリの継続的な開発をサポートできますが、サブスクリプションに加入する必要はありません。

VpnService に関する注意

このアプリは端末のセキュリティ向上を目的としたツールであり、VpnService を使ってネットワークトラフィックを自分自身へ転送し、端末内でローカルにフィルタリングします。同時に VpnService を利用できるアプリは 1 つだけです。すでに別の VPN やファイアウォールアプリが動作している場合は、どちらを使用するか選択する必要があります。Firewall No Root は OS のセキュリティアップデートの代わりにはならず、あらゆる脅威からの完全な保護を保証するものではありませんが、攻撃対象領域を減らし、プライバシー保護を強化するのに役立ちます。