燃料電池計算機

nonono:tech

2022年09月09日

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この燃料電池計算機について

燃料電池のエンジニア必携の計算アプリ。燃料電池の運転条件や出力の計算が簡単にできます。水素、空気流量の算出、電流密度や出力の計算など。

燃料電池エンジニア必携の計算アプリ。燃料電池の運転条件や出力の計算が簡単にできます。

　出力，ストイキ比からガスの流量を求めたり、セル電圧，電流密度から、スタックの出力を求めたりすることができる。また、その逆方向の計算も、面倒な切り替えなど無しに、自動的に判断して計算を行います。

　指示する値を該当するマスに入力し、ボタンを押すだけ。求める数値が該当するマスに出力されます。

　Proバージョンは、某自動車会社の燃料電池の設計にも使われているという評判。（Proバージョンならば、広告なしで、さらに冷却水量の計算、生成水量の計算もできます。標準体積（NTP: 22.4 L/mol, STP, SATP），発熱量(HHV, LHV)の選択ができます。FreeバージョンのデフォルトはNTPで計算されています。）

計算例：

①500Aのスタック発電に必要なAir流量を求める。

・スタック電流のマスをタップし、[500] (A)　を入力

・セル数を入力　[300] (cells/stack)

・Airストイキ比を入力 [1.6]

・[計算]ボタンをタップ

→流量が 3993 (NL/min/stack) と計算される。

②つづけて、Air流量が3500NL/min/stackの場合のストイキを求める。

・ストイキ比，流量のマスの横にある[×]ボタンを押して数値を消す。ほかのマスは上記計算の数値を残したままにしておく。

・流量のマスをタップし、[3500]を入力する。

・[計算]ボタンをタップ

　→　ストイキ比が 1.403　であることがわかる。