二級ボイラー技士無料過去問題集【2級ボイラー技士免許試験対策問題集全問解説付き】2021年版

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Mar 6, 2021

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O 二級ボイラー技士無料過去問題集【2級ボイラー技士免許試験対策問題集全問解説付き】2021年版

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ボイラーは、工場やビルなどの空調や、温水の供給で欠かせない設備であり、多くの施設で活用されています。

ボイラーは稼働する際に高温を発するため、正しい方法で使わないと重大な事故につながる可能性があります。

このことから、一部の小規模なものを除いたほぼすべてのボイラーの取扱いでは「ボイラー技士免許」が必要となっています。

ここでは、このボイラー技士の資格の詳細や、その保有者が活躍できる場所、ボイラー技士の資格を取得するために受ける必要がある試験の詳細などをご紹介します。

ボイラー技士とは？

ボイラーを使う事業所などでは、ボイラーの伝熱面積に応じた階級の資格を保有したボイラー技士を選任することが法令で決められています（一部例外を除く）。そのため、ボイラー技士の資格は国家資格となっており、取得するにはそれぞれの階級に応じた十分な知識と技術を身につけなければなりません。

ボイラー技士の仕事内容は、階級によって違いはあるものの、基本的にはボイラーが正常に稼働し、建物内の空気や温水の調整を管理できる状態を整えることです。この状態を整えるためには、ボイラーの運用・管理といった基本的なことだけでなく、定期的なメンテナンスや点検を行わなければなりません。ボイラー技士にはボイラー全般に携わり、その状態を常に確認・修正できるだけの十分な技能が求められます。

ボイラー技士が携わるボイラーとは、伝熱面積が3㎡以上などの条件を満たしたものが当てはまります。簡易ボイラーや小型ボイラーはボイラー技士の資格を取得していなくても、その管理をはじめとした業務に携わることができます。

つまり、ボイラー技士とは、ボイラーの中でも、「事故発生時のリスクが大きいボイラーの管理を主な仕事とする役職」ということになります。

ボイラー技士が活躍できる場所

ボイラー技士が活躍できるのは、大きなボイラーを使って温水の供給や室温の調整などを行っている施設です。その具体例をご紹介します。

ビル管理会社

多くの大型商業施設やオフィスビルなどでは、空調管理や温水の供給時にボイラーが使われます。そのため、ボイラー技士を求人で募集している管理会社も多いです。このことから、ビル管理会社におけるボイラー技士に対するニーズは非常に高く、ボイラー技士が活躍する典型的な場所として挙げられます。

建設会社

ボイラーを使う施設では、建設時にボイラーを設置する際にボイラー技士に立ち会ってもらい、設置場所などに関する助言を求めることもあります。そのため、建設会社でもボイラー技士を必要としているケースは多く、建設現場もまたボイラー技士が活躍できる場所のひとつです。

ホテル

空調の管理や温水の供給などで幅広くボイラーの働きを利用しているホテルでは、地下などに大型のボイラールームが設けられていることもあります。ボイラーの規模にもよるものの、このようなホテルでは多くの場合大型のボイラーが使われていることから、ボイラー技士を選任しなければならない対象事業者となっていることがほとんどです。このことから、ホテルもまたボイラー技士が活躍できる場所のひとつといえます。

病院

入院病棟などがある大型の病院はホテルと作りが似ていることから、空調や温水の供給に利用する大型のボイラーが設置されたボイラールームが地下などに設けられていることがあります。このことから、大型の病院もまたボイラー技士の選任をしなければならなくなっていることが多く、ボイラー技士にとっての活躍の場所の典型的な例となっています。

ボイラー技士の資格

ボイラー技士の資格には階級が存在し、それぞれで行える仕事は異なります。続いてはその詳細をご紹介します。

特級ボイラー技士

特級ボイラー技士は3段階存在するボイラー技士の資格の中でも最上位です。この階級のボイラー技士免許の保有者は、規模の大きなボイラーを取り扱うことができます。伝熱面積が500㎡以上のボイラーを使う場合に、必要なボイラー技士を選任する際にも対象となるため、活躍の場は多く、就職の際には大きな強みとなります。

大規模工場やプラント建設会社で必要とされることが多く、この資格を獲得したならば、これらの種類の企業を中心に就職先を探してみるのがおすすめです。

一級ボイラー技士

一級ボイラー技士は、3種類あるボイラー技士のうち、真ん中の階級に位置します。取り扱いができるボイラーの伝熱面積は25㎡以上、500㎡未満で、中規模のボイラーの取り扱いに適しています。主な活躍の場としては工場や事務所、病院などがあり、エネルギー源としてのボイラーを使う多くの施設で求められています。

二級ボイラー技士

ボイラー技士の中で、最も低い階級なのが二級ボイラー技士です。伝熱面積が25㎡未満のボイラーの取り扱いができます。対象となるのはボイラーを使った冷暖房機器や給湯機器です。活躍の場は限定的ですが、より上級のボイラー技士へのステップアップを目指す場合、避けて通ることはできない資格となっています。

ボイラー技士試験の概要

ボイラー技士の資格を取得するためには試験を受け、合格しなければなりません。続いては、ボイラー技士試験について、項目ごとにご紹介します。

日程

ボイラー技士試験は階級によって開催頻度が異なります。特級の場合は年1回だけしか開催されていないため、その日時はしっかりと確認しておくようにしましょう。一方で、一級は2カ月に1回程度、二級は毎月1回と頻繁に開催されていることから、比較的スケジュールなどの都合に合わせやすくなっています。

受験資格

ボイラー技士試験には受験資格があります。階級ごとにひとつ前の階級を取得していることが条件であり、特級の試験を受けるためには一級、一級の試験を受けるためには二級の資格をそれぞれ取得していなければなりません。また、二級に関しては受験資格が設けられていないものの、一級、特級に関しては特定の学校の卒業や実務経験などが受験資格として細かく決められています。詳細については、安全衛生技術試験協会などが発表する公式情報を確認してください。

合格基準

ボイラー技士試験では、基準点以上を取ればだれもが合格できるようになっています。そのため、周りのレベルなどを気にする必要はありません。科目ごとに確実に合格点が取れるよう日本ボイラ協会などによる受験準備講習を受けるなどの対策を講じれば、比較的簡単に合格できます。

未経験からステップアップできるボイラー技士の魅力

今回は、工場やホテル、病院など幅広い分野で必要とされているボイラー技士の資格の詳細や活躍の場、試験の概要などをご紹介しました。空調や温水の供給などで欠かせないボイラーは誤った方法で取り扱うと重大な事故が発生する危険があります。そのため、ボイラー技士は今後も求められる仕事であることが予想されます。

ボイラー技士の資格は3段階に分かれている上に二級は受験資格が指定されていないため入り口が広く、なおかつステップアップも目指せます。そのため、未経験からでも上を目指せるという点もまたこの資格の大きな魅力となっています。

是非とも当アプリを活用していただき、ボイラー技士の取得に役立ててもらえば幸いです！

試験問合せ先

公益財団法人安全衛生技術試験協会

財団法人安全衛生技術試験協会

〒101-0065

東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館9階

TEL: 03-5275-1088