検定forクレヨンしんちゃん
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1990年夏に双葉社『漫画アクション』で連載開始し、現在は『まんがタウン』(双葉社)で連載中。また、過去には『まんがタウンオリジナル』(『まんがタウン』と統合)、『JOURすてきな主婦たち』にも連載。日本国外でも翻訳出版・アニメ放送・映画公開がされている。1992年4月11日(アニメが放送開始する2日前)に単行本1巻を発売し、翌年の3月に累計発行部数が1000万部を突破した[7]。2015年12月時点でコミックスと国内外の関連書籍を合わせた全世界累計発行部数は約1億4800万部(『クレヨンしんちゃん』は全50巻で5500万部、『新クレヨンしんちゃん』は既刊4巻で300万部とコミックス累計は5800万部、関連本は約2000万部、海外関連書籍は7000万部)を記録しており[8]、双葉社の書籍としては最大の発行部数である。また、単行本のサイズはA5(大判コミック)として発売される。文庫版や、新書版も存在し、新書版の表紙のタイトルは「○○編」(例:シロ編)と表記されている。
臼井儀人のデビュー作『だらくやストア物語』を連載している際、当時の編集者林克之が二階堂信之介に目につき「一つの漫画として独立させましょう」と臼井に提案したことをきっかけに、『だらくやストア物語』のスピンオフとして始めた作品が本作品である。また、野原しんのすけの名前は二階堂信之介が由来で、彼の破天荒な子供時代を描いたものでもあった。連載当初は目立った反響はなく、打ち切りの危機もあったが、1992年4月からアニメの放送が開始した影響で原作も人気が上がり、書店では大人の他に小学生くらいの子供が単行本を購入するといった、大人向けの漫画としては珍しい光景もあった。テレビアニメ放送初期は子供に真似されることが問題視され賛否両論を呼ぶことになった(詳細は「クレヨンしんちゃん (アニメ)」を参照)。
アニメの影響で子供向け漫画のイメージが強いが、一貫して青年漫画誌およびレディースコミックで連載されている青年漫画である。これについて漫画評論家村上知彦は「大人の建前のナンセンスさを浮き彫りにする面白さや、主人公の可愛らしさと本音をズバリと言う爽やかさが、青年誌の読者だけでなく子供や若い女性にも受け入れられた」と解説している。
2009年9月に原作者の臼井が事故で急死し(詳細は「臼井儀人」を参照)、絶筆作品となったが、原稿には臼井の死後に発見された遺稿を含めて幾らかのストックがあり、連載は2010年2月発売の『まんがタウン』2010年3月号まで続けられた(第1126話が最終回)。2009年末に、2010年夏を目標に別の作家による新連載の準備を行っている事も発表された。2010年6月号より8月号まで「クレヨンしんちゃんメモリアル」として過去の作品が再掲され、後の8月5日発売の9月号より、臼井の元スタッフによる新連載『新クレヨンしんちゃん』が始まった。
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