西播磨の山城へGO

城跡の数において全国有数を誇る兵庫県。

そんな兵庫県の中でも特に西播磨エリアには全国的には無名ですがとても見ごたえのある山城が豊富に残されています。

そんな知る人ぞ知る西播磨の山城の魅力を知っていただきたいという思いから「西播磨の山城へＧＯ」アプリが誕生しました。

西播磨エリアは（赤穂市、相生市、上郡町、佐用町、たつの市、宍粟市、太子町）の自治体で構成されており、当アプリではそれぞれの自治体にある厳選された山城を順番にご紹介していきます。

第一弾は佐用町に残る「利神城（りかんじょう）」です。

標高３７３メートル（比高２５０メートル）の険しい山上には、高さ１０メートルの石垣が積み上げられており、別名「雲突城（くもつきじょう）」の名を今なお健在といった印象を受けます。関が原の合戦以後に、播磨に任せられた池田輝政の甥である由之によって大改修を受けた利神城。南北３５０メートル、東西２００メートルの範囲には急峻な斜面上に石垣が累々と築かれ、本丸の中心部には三層の天守がそびえていたと伝えられたお城です。

現在は、残念ながら崩落が進み、史跡保護の観点から入山禁止という状態ではありますが、西麓の道の駅「ひらふく」から仰ぎ見る姿は、まさに天空のお城です。

当アプリでは、そんな江戸時代初期に大改修を受けた利神城の様子を３ＤＣＧで再現いたしました。

かつての姿へ思いを馳せながら、利神城をお楽しみください。

なお、再現しました３ＤＣＧは史料・遺構を元に詳細に考証を重ねて制作した完成予想図です。